


工場の新規設備や既存製造ラインの工程改善の企画設計、ならびに工事監督が主な仕事です。すべての設備を管理するため、機械に対する知識だけでなく、電気や化学などの幅広い知識が要求される仕事です。
自分の描いた図面が一つずつ形になり工場ができあがります。工事中は、工事人が怪我事故をしないか、機械・配管は収まるのか、試運転は順調か、運転中はオペレータが不安全作業にならないか等など色々と悩むことはありますが、ラインが稼働し、製品が無事出荷され、お客様から評価していただいた時には、全ての苦労が報われます。

入社して1年間はすべての製造ラインを回り、現場の人たちと一緒に作業を行ってきました。そこで、各々の設備の役割を学ぶと同時に、設計段階で作業する人たちの動線を意識することの必要性を学びました。機械・設備のレイアウトはシミュレーションができますが、人の動きは予測できないこともあります。作業する人の視点を設計に取り入れることが、作業の効率化とともに作業者の安全につながるのです。
入社2年目にある製造プラントの設計を任されました。規模的にはごく小さなものでしたが、「やってみなければ分からない」と上司が任せてくれたのでした。過去の図面を引っ張り出し、先輩に聞きまわってようやく完成。試運転の時の緊張感は今でも忘れられません。初めての設計で不備な点も多くあり、近くを通るたびに気恥ずかしさを感じていましたが、設備はトラブルもなく順調に稼働していました。数年前にその設備は廃棄されましたが、取り壊しの時には寂しい思いがしました。
今までにない独自の発想でオリジナルな機械の設計や製造プロセスの開発を手掛けてみたいと思っています。現時点ではまだ夢物語にしかすぎませんが、大学の恩師から『仕事も趣味も遊び心を持ってすると色々な発想が生まれ、いいものができる』と教えられました。10年後も遊び心を忘れず、失敗を恐れずにこの夢に挑戦し続けていたいですね。