


工場企画室は工場すべての製造ラインの設計、改善をすることが主な仕事です。そのため工場の設備に関する幅広い知識が要求されます。それは機械に対する知識だけでなく、時には電気であったり化学の知識が要求されることもあります。入社一年目の私の役割は、これらの設備を把握することです。そのために各製造現場で研修を行っています。研修では現場の先輩方の働く姿から学べることは何でも学ぶ姿勢や、時には現場の人間の立場に立って作業することで社内の改善点を見つけて行くことが求められます。また、限られた研修期間の間で多くの経験を得るために日々の体調管理も意外に重要だったりします。
工場を造ることはその現場で働く人間の安全を預かるということです。機械設備の設置コストや設備維持費を節減することは会社にとっては非常に大切なことです。ですが、そればかりに気を取られていたのでは、利益のために人として大切な部分を失ってしまう気がします。私が目指すのは、これら会社に対する利益と社員の安全を守ることを両立できる技術者です。安全設備には多大な資金が必要です。ですが私は利益と安全は必ずしも相反しないものであることを証明したいと思っています。この難しい目標を達成するためには、これから学ばなければならないことが多くあります。そのために私は、努力を惜しまず日々精進していきたいと思います。

実際に機械を運転する時には、当然ながらトラブルや不調を起こすこともあります。それは操る人間の操作の誤りや機械部品の寿命によるものなど様々な要因が考えられます。機械が壊れたり不調を起こす時、そこには生きた科学が存在します。学校で学んだ机上の世界とは違う、会社には『生きた学問』や社会人としての人間関係があり、それが学生としての知識や人格を社会人としてのそれに変えてくれていると思います。もしも、進学か就職かで悩んでいる学生の方がおられるのなら、自分の方向性や考え、物の見方を変化させる切欠として、一度会社の中を見学して生きた学問の結晶である機械設備、またそこで働く人間の姿を実際に見てみることがいい刺激なるのではないでしょうか。