澱粉は通常冷水では溶解せず、ただ乳液状に分散懸濁しているだけで、しばらく放置すれば沈殿し、粘性も無く、また酵素によってほとんど消化・分解されません。このような澱粉の状態をベーター澱粉と呼びます。
ベーター澱粉の水懸濁液を加熱したり、アルカリ性にしたり塩類を加えると澱粉粒子は膨潤を始め、さらに進んで粒子が崩壊し、最後には粘性を持った透明または半透明の澱粉糊液になります。このような糊液の状態をアルファー化と呼びます。
糊液をホットロールやスプレー乾燥機などで直ちに乾燥すると、冷水で容易に膨潤溶解する粉末が得られます。これをアルファー化澱粉といいます。
当社は、お客様のニーズにお応えするべく、多種多様な澱粉を原料としたアルファー化澱粉を取り揃えております。また、食品用途、工業用途に幅広くご使用いただくため、各種製品開発、用途開発も行っております。
- 冷水で膨潤溶解し、加熱なしで均一な糊液が得られます。ご使用の際には、加熱工程を省略することが可能です。
- 膨化力の異なるグレードがあり、使い分けが可能です。(ワキシーコーンアルファー)
- 水分の安定した製品です。
- 増粘だけでなく、食感改良効果が期待できます。(食品用途)
- 天然物である澱粉由来のバインダーです。(肥料など工業用途)
- お客様のご要望に応じ、製品開発・用途開発を行っております。
| 三和コーンアルファーY | ||
|---|---|---|
| 水分(%) | 12.4 | |
| 冷時粘度(mPa・s) (5%、30℃、30rpm) |
330 | |
| 比容積(ml/g) | 粗 | 2.96 |
| 密 | 2.00 | |
| 膨潤度(ml/g) | 18.0 | |
| pH(3%) | 5.0 | |
(代表分析値)
- 食品用途 :粘度調整(バッター)、バインダー(落雁、ラムネ菓子)、食感改良等
- 工業用途 :増粘(ダンボール)、バインダー(線香、鉄粉、肥料、鋳物)等
ホワイト種のアルファー澱粉も製造しております。
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三和 ワキシーアルファーY |
三和 ワキシーアルファーS-1 |
三和 ワキシーアルファーLE |
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|---|---|---|---|---|
| 水分(%) | 12.6 | 4.0 | 10.1 | |
| 冷時粘度(mPa・s) (5%、30℃、30rpm) |
210 | 130 | 380 | |
| 比容積(ml/g) | 粗 | 2.72 | 2.56 | 3.08 |
| 密 | 1.96 | 1.76 | 2.12 | |
| pH(3%) | 5.2 | 5.1 | 5.9 | |
| 膨化力 | 中 | 大 | 小 | |
(代表分析値)
ワキシーコーンアルファーは、膨化力に優れたアルファー化澱粉です。
膨化力の大きさにより3種類のグレードをご用意しております。
- 食品用途 :膨化、食感改良等(豆菓子、スナック菓子、おかき、即席しるこ)
ホワイト種のワキシーコーンアルファーも製造しております。
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三和 工業用タピオカアルファー |
三和 タピオカアルファーTP-2 |
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|---|---|---|---|
| 水分(%) | 13.2 | 12.8 | |
| 冷時粘度(mPa・s) (5%、30℃、30rpm) |
3,000 | 1,760 | |
| 比容積(ml/g) | 粗 | 3.20 | 3.16 |
| 密 | 2.24 | 2.28 | |
| 膨潤度(ml/g) | 50 | 50 | |
| pH(3%) | 5.7 | 5.9 | |
(代表分析値)
タピオカアルファーは高粘度で、老化しにくい透明な糊液を作ります。
製パン用途では、モチモチ食感の付与と経時的な硬化抑制効果があります。
- 食品用途 :食感改良(製パン、製菓)等
- 工業用途 :増粘、バインダー(線香、鉄粉、肥料、鋳物)等
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三和 小麦澱粉アルファー WA-105 |
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|---|---|---|
| 水分(%) | 6.9 | |
| 冷時粘度(mPa・s) (5%、30℃、30rpm) |
190 | |
| 比容積(ml/g) | 粗 | 3.40 |
| 密 | 2.08 | |
| 膨潤度(ml/g) | 18.5 | |
| pH(3%) | 6.3 | |
(代表分析値)
小麦澱粉アルファーを小麦粉製品にご使用いただきますと、歯切れよくソフトな食感を付与できます。また、パンの戻りが良くなる効果や、レンジ加熱によるガミー感を緩和する効果があります。
用途- 食品用途 :食感改良(製パン、製菓、たこ焼などの惣菜)、粘度調整(スープ)等
アミロース含量70%のハイアミロースコーンスターチをアルファー化したもので、水に分散した時の吸水性が少なく、粘度が出ないため、ほとんど糊状感がありません。また、フィルム形成能が高く、食品への皮膜効果がありますので、各種食品の食感改良材として有効です。
用途 <食品用途>- クリスピー感やサク味の付与 :各種フライ食品のバッター用、焼き菓子など
- フィルム形成による食感保持 :電子レンジ対応冷凍食品素材など
- 吸油率低減 :かき揚げ、パン粉など
- 餡の改質材 :低糖度の餡の離水防止
- 硬化促進材 :米菓用餅生地の硬化促進
